#KimOhNo について考えた。

着物がKimonoになり矯正下着に形態を変えることについてまず、異文化間で正しく文化を移植出来るのかを考える。
イタリアではナポリタンはパスタではないし、日本にあるラーメンも餃子も中国のそれでは無いし、海外のsushiもおおよそ違う物だ。
そして問題の着物であるが、今どれほどの日本人が正しく着物を着る事が出来るであろうか、また日常的に着て過ごしているであろうか。
僕の見る限り、京都や鎌倉で浴衣を着物として観光客に着せて商売をしているし、花火大会でツンツルテンの浴衣のカップルや新成人の異星人のような紋付姿もあまり美しい着物文化と思えず、日本人自体の着物に対する理解も薄れていると感じる。

今回の事に関して言うと、インフルエンサーが自分の商売目的に自分の名前「Kim」が入っている事を理由に矯正下着にKimonoと名付けた所に大きな問題がある。これは形状が似ているナポリタンやラーメン餃子寿司とはレベルが違う。
まず着物はunderwearでは無い。

しかしながら、先ほど述べたように日本人自体に着物に対する理解も興味も正しく持ち合わせていない人が多いように思うので、きっと今回の件にも何も抗議したりしないであろう。着物に興味のある世代の方はインスタをやったりSNSで情報を得ないので声の上げようも知らないかも知れない。

僕が一番に気に病むのは、これから海外へ日本の文化を正しく大きく伝えていく活動を志す中で、本体である日本で伝統文化の理解が歪んで来ている事だ。浴衣と着物の区別すら付かない人が落語業界近辺にもいる。十二単を着物だとは全く思わないが、長らく日本人が一般的に着物だと思っている最大公約数がここ何十年かで変わって来ている、むしろ薄れて無くなってきているように思えるのだ。

海外のファッションでもそうだが、お洒落でいる事には我慢を要する事もある。着物の手入れ、長襦袢の煩わしさ、季節への対応、これを含めて伝統文化だと思うから価値があり大事にする。

その価値観を日本人が共有出来るかどうかを確かめてから、改めて今回の着物騒動を考えたい。
矯正下着が着物でないと日本人は堂々と言えるのか。

今こそネットで日本を美しいと誇っている皆さんは立ち上がって、意見を言うべきではありませんか?
韓国や中国に対してじゃないと言えませんか。アメリカのインフルエンサーには言えませんか。

そうか、そもそも着物の文化をご存知ないか。

僕はキムさんが自分の商売の為に着物を利用する事には反対です。
しかしながら日本人が日本の文化に対する意識が低いのであれば、仕方ないとも思います。

でもそんな状況は嫌なので、僕は自分で出向いて行って日本の文化を直接海外に伝えて行きたいと思ってこれからも活動していきます。

そして僕に近い人はご存知のように僕は世界の民族衣裳が好きで夏はよく着ています。


中華服にタイパンツとか間違ったコーディネイトしてますんで、突っ込んでくださいね。 

コメント

このブログの人気の投稿

東三楼のオンラインサロンの概要につきまして

柳家東三楼  プロフィール

東三楼の落語オンライン講座